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Google広告「スマートアシストキャンペーン」のメリット・デメリット

Google広告「スマートアシストキャンペーン」のメリット・デメリット

ウェブ広告で集客を増やしたいと思う企業が増えている中、広告運用自体も自社で行っているという企業も増えてきています。

ですが、最近は自社運用がうまくいかないから代行を依頼したいという相談をされることも増えてきました。

広告運用が初めてという企業だと、最初に手をつけることが多いのが、Google広告です。

Googleは広告運用が初めての方や、企業として初めて広告を出稿するという方に向けて「スマートアシストキャンペーン」という機能を提供しています。

「自社運用がうまくいかない」という理由からの弊社へ代行の相談があるときに、「スマートアシストキャンペーン」を利用されていることが多く、ヒアリングをしてみると、この機能のメリットデメリットを十分に理解されていないまま、広告配信をスタートさせてしまったということでした。

今回は、この「スマートアシストキャンペーン」について、メリットデメリットの開設をします。

Google広告「スマートアシストキャンペーン」とは

初めてのウェブ広告を自社運用で始められる際、よくわからないけどよく聞く「Google広告」を利用しよう、という流れは非常に多いと感じます。

実際に代行を請負う中で、一番利用するのが多いのはGoogle広告です。

ただ実際にGoogle広告アカウントを取得し、広告配信の準備をしようと思っても、初見では様々な設定があったり、そもそも管理画面の操作が複雑だったりと頭を悩ませてしまうかもしれません。

そこでGoogleはこのような方でも広告配信設定が簡易にでき、すぐに広告配信がスタートできるようにする機能として、「スマートアシストキャンペーン」という配信設定機能を取り入れました。

「スマートアシストキャンペーン」がない時代では、Google広告(ここでは検索広告とします)を配信する為に、Google広告アカウントを取得したら、その後の設定の為に考えないといけないこととして、キーワード・広告文・入札方法・配信ターゲットなど(もっと細かい設定もあります)があり、初見ですぐに全ての設定ができることはまずありませんでした。

今もわれわれのような代行業者が使用しているのは「エキスパートモード」といわれる設定モードです。

要するに、「スマートアシストキャンペーン」ができたことによって、アカウント取得から広告配信までの煩雑さが軽減し、利用者の間口を広げることができるようになりました。

「スマートアシストキャンペーン」のメリット

スマートアシストキャンペーンは上記の通り広告配信までの煩雑さが軽減されたということがメリットとして挙げられます。

また、広告配信後も簡単な初期設定(予算、オーディエンス、キーワード)をもとに、GoogleのAIが誰に広告を表示させるか判断してくれます。

自社運用で人的なリソースが割けない場合や、細かな運用知識がなくGoogleのAIに任せるという判断であればOKだと思います。

スマートアシストキャンペーンでの広告配信は、エキスパートモードでは複数設定が必要であった広告配信面もカバーしています。

Google広告が提供している配信面としては、Google検索、Googleディスプレイネットワーク、Gmail、Googleマップ、Youtubeなどがあります。

エキスパートモードではそれぞれの配信面に広告を配信するには、それぞれのキャンペーンが必要です。

ですが、スマートアシストキャンペーンを利用すると、最初の初期設定をするだけで、これらの配信面すべてが広告配信の対象となります。
(厳密には初期設定に画像をプラスします)

このように、スマートアシストキャンペーンは比較的手軽に広告配信をスタートさせることができ、予算の中でGoogleのAIが最適と思う配分で広告を配信させてくれます。

「スマートアシストキャンペーン」のデメリット

スマートアシストキャンペーンを利用して、GoogleのAIが自動で最適な配信をしてくれるのであれば、デメリットはないと思うかもしれません。

ですが、現時点でGoogleのAIが本当に意図したとおり広告配信をしてくれているかというとまだまだかなと思います。

実際に、スマートアシストキャンペーンで自社運用を開始された企業からのご依頼で代行をしたことは何件もありますが、エキスパートモードで手を加えていったことで成果があがったことの方が多いです。

スマートアシストキャンペーンでは、配信後に得られる情報が少なく、どんな方がお問い合わせや商品購入などをしてくれたのか把握することができません。

また、どんな検索語句に広告表示をさせたかは確認できるのですが、広告主の意図とはズレている、もしくは広義すぎるため無駄なクリックも多く含んでしまうことがあります。

エキスパートモードでは、配信後に不要な設定や検索語句などは除外することができ、時間をかけながら細かい調整をおこなっていくことで、意図した広告配信ができるようになります。

もちろん、スマートアシストキャンペーンを利用して、費用対効果が良好であればいいのですが、そうでない場合は見直しが必要となりますが、スマートアシストキャンペーンではその見直しをするということが難しいのが現状のデメリットと考えられます。

まとめ

自社運用でスマートアシストキャンペーンが好循環していれば、そもそもわれわれ代行業者に相談が来ることはありません。

ですが、一定数は思い通りの配信・結果が得られないということ、そこから改善施策ができないということで相談に来られる企業があるということも事実です。

スマートアシストキャンペーンを利用すれば、50~70点くらいの広告配信をしてくれる印象です。

あとは実際の反響(問合せや購入)から、効率よく配信ができているのか検証をして、自社でうまく調整ができないようであればご相談ください。

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