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Google広告のキャンペーン設定の基本

Google広告のキャンペーン設定の基本

ウェブ広告を利用する上でGoogle広告は欠かすことのできない媒体です。

Google広告は少ない情報を入力してあとはGoogleの自動配信に任せることもできますが、理解なく広告を配信してしまうことはリスクを背負うことにもなります。

我々のような代行業においては、自動配信には頼らずに細かな設定を行い、予算の中で最大のパフォーマンスを発揮できるような広告アカウントを作成します。

その広告アカウントの軸となるのが「広告キャンペーン」です。

広告キャンペーンを適切に設定することで、目的とするターゲットユーザーにリーチし、成果を上げることができます。

今回は、Google広告の「キャンペーン」について、基本となる部分を解説します。

FFC広告代行は多数のご相談に対応!一例を挙げます。

【ご相談内容】
メイクアップ法を指導する教室の運営をしている。
リスティング広告は自社でしているけど思うように獲得が出来ていない。
LPが少し古いので、LP制作もワンセットで出来る所を探している。
今後はアウトソーシングに切り替えてSNS広告もする予定。

【現状・過去の施策】
・自社でリスティング広告を運用
・SNS広告も運用

【ゴール】
新規の獲得
認知度の拡大

Google広告のキャンペーンとは?

キャンペーンは広告を管理する単位であり、アカウント、キャンペーン、広告グループの階層構造の中心に位置しています。

アカウントは、所有者や広告費の支払いの情報を設定します。

キャンペーンでは、広告運用で重要な要素の設定ができます。

広告グループは、キャンペーン内容の詳細を設定できます。

キャンペーンで設定できること

キャンペーンの部分では、プロモーションしたい商品やサービスについて誰に・どのような方法で広告配信をするかを設定していきます。

設定できる内容は、20項目以上ありますが、主要となる項目を挙げていきます。

1.キャンペーンタイプ

Google広告では、検索・ディスプレイ・動画・アプリ・P-MAXなど多数のキャンペーンタイプがあります。

Googleが所有するプラットフォーム内の様々な場所で行広告を表示させることができます。

  • Google検索結果に広告表示させるには検索キャンペーン
  • ブログなどのウェブサイトに広告表示させるディスプレイキャンペーン
  • YouTubeなどの動画プラットフォームに広告表示させる動画キャンペーン
  • アプリのダウンロードを促進させるアプリキャンペーン

P-MAXキャンペーンは、様々な広告枠に広告表示させられる新しいキャンペーンタイプです。

手間が少なく自動で最適化されることからメリットが多く感じられるキャンペーンではありますが、細かな管理ができないところにデメリットもあります。

P-MAXキャンペーン以外については、自動と手動で調整できる部分が多く、しっかりと運用・調整をしていく場合に選択をします。

2.ターゲット設定

1.で決定したキャンペーンを誰に配信するかを決定するのがターゲット設定です。

年齢・性別・世帯収入から選択することができ、PC・スマートフォン・タブレットの選択、地域設定や広告配信時間のスケジュールを組むことができます。

誰に広告表示をさせたいかを事前に明確にしておくことは、その後の管理や分析などが効率的になります。

ターゲットとする条件が違うことがあれば、それに合わせて複数のキャンペーンをつくることもあります。

3.入札戦略の選択

P-MAXキャンペーン以外については、キャンペーンの階層で入札戦略の設定を行います。

キャンペーンタイプにより異なる入札戦略を選択することができますが、大きく分けると手動入札と自動入札があります。

自動入札はGoogleが入札戦略の目標を達するために自動で入札調整を行ってくれます。

ただし、自動入札の中には、手動で入札単価や目標値を指定することもあり、それらのバランスが悪い時には入札制限されてしまう場合もあります。

最初に決めた入札設定でうまくいかないときは、入札戦略自体の見直しであったり、手動部分を変更してみたり、自動入札を手動入札に切り替えることで、1日の広告配信スケジュール中に広告表示されない時間がでないように調整していく必要があります。

4.予算

キャンペーン設定時には、1日の広告予算を指定する必要があります。

最初に指定した予算で、1日の広告配信スケジュール中に広告表示されていればいいのですが、そうでない場合においては、上記123の設定の見直しや予算の増額が検討する必要があります。

キャンペーン設定の注意点

2.でも触れましたが、キャンペーン設定をするうえで注意しなければならない点は、1つのキャンペーンでいいのか、2つ以上のキャンペーンに分けるべきかということです。

Google広告は、同じ条件で配信できるのであれば、なるべくキャンペーンは分けない方が機械学習の面で良しとされています。

ですが、広告配信をするうえで地域ごとに予算の振り分けを変えたいなどの条件がつくことはしばしばあります。

キャンペーンの階層でだけ設定できることは、予算・入札戦略・地域・広告配信スケジュールとなります。

例えば、東京と大阪に広告配信予定だが、東京には1日の予算3万円、大阪には1万円と設定したい場合においては、キャンペーンを分けて作成する必要があるということです。

むやみにキャンペーンを分けることは推奨されていませんが、1つのキャンペーンでやりたいことが実現できない場合においては適切に分けるようにしましょう。

最低限のキャンペーン数にまとめることで、後の管理もやりやすくなります。

まとめ

Google広告のキャンペーン設定における、基本の部分について解説しました。

キャンペーン設定がしっかりとできたら、下層の広告グループで広告用のテキスト・画像・動画などを入力していきます。

キャンペーンの部分では誰に・どのように広告配信するかを決め、広告グループでは何を見せるかを決めるイメージです。

それぞれの役割を把握することで、広告配信後に変更や調整の必要があったときに、何に手を加えればよいかがわかりやすくなります。

慣れていないと複雑に感じてしまう部分ではありますが、Google広告の構造を覚えておけば、他の媒体で広告を配信する際も通ずる部分もあります。

上記の基本の部分はしっかりと理解しておきましょう。

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