YouTubeのショート動画は、短い動画を60秒以内で投稿できる2021年頃から導入された比較的新しい機能です。
YouTubeの利用者は幅広い年齢層にわたり、ショート動画も同様に多くの人に見られる可能性があり、これはTikTokやInstagramのリールと比較されています。
2024年時点で、上記のような縦長動画は非常に多く視聴されており、本編のチャンネルをバズらせるための有力なツールとなり得ます。
また、この人気に伴いYouTubeショート面にも広告を配信したいとご相談を受けることも増えてきました。
2023年12月のアップデート以降、複雑だったYouTubeショート面への広告配信が比較的簡単に設定ができるようになりました。
今回はYouTubeショート広告の配信設定についてご説明をします。
FFC広告代行は多数のご相談に対応!一例を挙げます。
【ご相談内容】
メイクアップ法を指導する教室の運営をしている。
リスティング広告は自社でしているけど思うように獲得が出来ていない。
LPが少し古いので、LP制作もワンセットで出来る所を探している。
今後はアウトソーシングに切り替えてSNS広告もする予定。
【現状・過去の施策】
・自社でリスティング広告を運用
・SNS広告も運用
【ゴール】
新規の獲得
認知度の拡大
YouTubeショート広告のみの配信設定
YouTubeショート広告の配信設定は複数パターンで可能ですが、YouTubeショート面にのみ配信することができる方法は2024年時点ではひとつだけです。
設定は非常に簡単になっており、順序さえ間違えなければ、無事に設定を終えることができますが、どこか手順を間違えてしまうと希望の選択肢が表示されない、という事態になってしまいます。
まずは、Google広告のエキスパートモードで新規キャンペーン作成をはじめます。
1. [キャンペーンの目標を選択]の項目では、複数の選択肢の中から「ブランド認知度と比較検討」を選択します。
2. 次に[キャンペーンタイプを選択]の項目では、「動画」を選択します。
3. さらに[キャンペーンのサブタイプを選択]の項目では、「動画のリーチ」を選択します。
4. [目標をどのように達成するか選択]の項目では、「効率的なリーチ」を選択します。
すると、[キャンペーン名]の入力画面に移るので任意で入力します。
ここまで進むことができると、【マルチフォーマット広告】という画面に辿りつきます。
ここでは、
- インストリーム広告(バンパー広告、スキップ可能)
- インフィード広告
- YouTubeショート広告
がチェックボックスで選択できるようになっているので、YouTubeショート広告以外のチェックを外します。
あとは、ショート動画のURLやウェブサイトのURLなど必須項目を入力していくことで配信のYouTubeショート面のみの配信設定をすることができます。
その他の設定
入札方法としては、最初にブランド認知度とリーチ(動画リーチキャンペーン)を指定しているため、目標インプレッション単価(tCPM)となります。
目標インプレッション単価(tCPM)とは、広告が1,000回表示されるごとに支払う平均金額を指定する方法となりますが、設定画面上にgoogleが推奨する金額が表示されますので、まずはその金額をみて設定しても良いと思います。
またキャンペーン以降の広告グループの設定では、広告配信をするターゲティングの設定もできます。
性別・年齢、興味関心の選択(ユーザー)による絞り込み、キーワードやプレースメントといった広告を表示する場所(コンテンツ)の絞り込みなどによって、無駄な広告配信を抑える設定をすることが可能です。
まとめ
以前はショート動画のみに広告を配信することはできませんでした。
動画広告を配信する上で表示される可能性がある場所の一つという立ち位置にありましたが、2023年12月のアップデート以降は、上記の方法で設定することが可能となっています。
YouTube動画のなかでも爆発的な伸びを見せているショート面への広告配信は魅力的なものです。
設定は手順さえ間違えなければ比較的簡単にすることができます。
ショート動画の作成は、比較的コストを抑えることもできます。
せひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?