ユーザーがLPを開いた瞬間に見るもの。
それはファーストビューです(当たり前ですが)
そして、離脱するのもファーストビューです。
「もう少し見ようかな」と下にスワイプして見る人もいますが、まれです。
ユーザーはLPを開いてから、じっくり文章を読んで「このページを見るかどうか」を判断するわけではありません。
ページを開いた瞬間に、
「自分に関係がありそう」
と思ってもらえなければ、そのまま離脱になります。
ここまで約1秒です。
今回は、ユーザーがLPを開いた瞬間にどこを見るのか、そして「すぐに離脱されてしまうLP」にはどんな特徴があるのかを解説します。
LPを開いたユーザーは、まず「自分に関係があるページか」を確認する
LP制作では、
「最初にキャッチコピーを見る」
「最初に人物の顔を見る」
「大きな画像から見る」
など、視線の動きについて語られることがあります。
もちろんデザインによって視線の動きは変わります。
しかし、もっと重要なのは、
ユーザーはファーストビュー全体から「このページは自分に関係があるのか」を判断している
ということです。
たとえば、
「神戸でインプラントの治療を検討している人」が広告をクリックしたとします。
そのとき最初に表示された画面に、
「インプラント治療」
「神戸」
「無料相談」
「治療費○○円~」
など、自分が探している情報が分かりやすく表示されていれば、
「自分が探していたページかもしれない」
と思って続きを見てもらえる可能性が高くなります。
反対に、
「あなたの人生をもっと豊かに」
といった抽象的なキャッチコピーとイメージ写真だけだったらどうでしょうか。
何のサービスなのか分からないため、ユーザーは続きを見ようとしなくなります。
つまりファーストビューでは、
「おしゃれに見せること」より「自分向けのページだと瞬時に理解してもらうこと」
が重要になります。
離脱される特徴①「何のページなのか分からない」
非常によくあるのが、デザインを重視するあまり、
「結局、何を売っている会社なの?」
となってしまうLPです。
たとえば、
「未来を変える、新しい選択。」
「あなたらしい毎日を。」
「新しい可能性を、その手に。」
こうしたキャッチコピーは、一見すると格好よく見えます。
しかし、これだけでは商品やサービスの内容が分かりません。(実は良く見ます)
広告から訪問するユーザーは、企業の世界観を楽しむためにLPを見ているわけではありません。
何らかの悩みや目的があって検索しています。
そのためファーストビューでは、
「誰に」「何を提供しているのか」
をできるだけ早く・分かりやすく見せる必要があります。。
離脱される特徴②「広告とLPの内容がズレている」
たとえばユーザーが、
「LP制作 格安」と検索したとします。
広告には、「格安LP制作 10万円~」
と書いてあったのでクリックしました。
ところが、LPを開いて最初に出てきたのが、
「WEBマーケティングで企業の未来を変える」
というキャッチコピーだったらどうでしょうか。
ユーザーは、「LP制作のページじゃないの?」と思います。
サービス自体は同じでも、広告とLPのメッセージがズレているだけで離脱につながる可能性があります。
理想は、
検索キーワード → 広告文 → LPのファーストビュー
の内容が一直線につながっている状態です。
「格安 LP制作」で広告を出すのであれば、LPを開いた瞬間にも、
「LP制作」
「○○円~」
「最短○日」
など、広告をクリックした理由に関連する情報が見えるようにしましょう。
離脱される特徴③「情報を詰め込みすぎている」
伝えたいことが多すぎるLPも注意が必要です。
ファーストビューに、
・サービスの特徴
・会社の実績
・価格
・キャンペーン
・選ばれる理由
・口コミ
・電話番号
・問い合わせボタン
・SNS
・お知らせ
など、あらゆる情報を入れてしまうケースがあります。
しかし情報量を増やせば増やすほど、重要な情報が目立たなくなります。
ファーストビューの役割は、
すべてを説明することではありません。
まず、
「これは自分が探していたサービスだ」
「ちょっと続きを見てみよう」と思ってもらうことです。
詳しい説明は、その下のセクションで書けばOKです。
離脱される特徴④「ユーザーのメリットが分からない」
企業側が伝えたいことと、ユーザーが知りたいことは必ずしも同じではありません。
たとえば、
「創業30年」
「独自技術を採用」
「専門スタッフが対応」
といった情報です(どーでもいい)
もちろん重要な情報ですが、ユーザーが最初に知りたいのは、
「それによって自分にどんなメリットがあるの?」
という部分です。
「創業30年」
だけではなく、
「創業30年・累計5,000件以上の施工実績」
「専門スタッフが最短即日対応」
など、ユーザー側の安心感やメリットにつなげることで、情報の伝わり方は変わります。
離脱される特徴⑤「問い合わせボタンが目立たない」
意外に多いのが、
CTA(問い合わせボタン)がどこにあるのか分からないLP
です。
たとえばLP全体が青色なのに、問い合わせボタンも青色。
これでは背景に埋もれてしまいます。
CTAでは、単純に「赤がいい」「オレンジがいい」という話ではなく、
周囲とのコントラストがあるか
が重要です。
また、
「お問い合わせ」
だけではなく、
「無料で見積もりを依頼する」
「無料相談を予約する」
「資料を無料でダウンロード」
など、ボタンを押した後に何が起こるのか分かる文言にすると、ユーザーも行動しやすくなります。
「3秒で分かるか?」をチェックしてみる
自社のLPを改善するときにおすすめなのが、
「初めて見る人が3秒程度で内容を理解できるか?」
という視点でチェックすることです。
一度、自社のLPのファーストビューだけを見てください。
そして次のような内容が伝わるか確認します。
-
何の商品・サービスなのか
-
誰向けなのか
-
どんなメリットがあるのか
-
他社との違いは何なのか
-
次に何をすればいいのか
すべてをファーストビューに書く必要はありません。
しかし少なくとも、
「何のページなのか」
が瞬時に理解できることは非常に重要です。
社内の人だけで確認するのではなく、そのサービスを詳しく知らない人に見てもらうのもおすすめです。
「これ、何のサービスだと思う?」
と聞いてみてください。
説明しないと伝わらないのであれば、ファーストビューを改善できる余地があります。
広告のクリック率だけではなく「クリック後」も見る
リスティング広告を運用していると、
「クリック率」
「クリック単価」
「検索キーワード」
など、広告管理画面の数字に目が行きがちです。
もちろん、これらは重要です。
しかし、広告の役割はLPへユーザーを連れてくるところまでです。
その後、
「続きを読んでもらえるか」
「サービスに興味を持ってもらえるか」
「問い合わせしてもらえるか」
については、LPの影響が非常に大きくなります。
広告費を増やしてアクセスを2倍にする前に、現在のLPで訪問者をきちんと受け止められているか確認してみましょう。
LPの改善によって問い合わせ率が上がれば、同じ広告費でも獲得できる問い合わせ数を増やせる事も出来ます。
まとめ|ファーストビューは「続きを見る理由」を作る場所
LPのファーストビューで大切なのは、単に格好いいデザインを作ることではありません。
ユーザーに、
「これは自分に関係のあるページだ」
と瞬時に理解してもらうことです。
特にチェックしたいのは、
-
何の商品・サービスなのか分かる
-
広告とLPの内容が一致している
-
情報を詰め込みすぎていない
-
ユーザーのメリットが伝わる
-
CTAが分かりやすい
という5つです。
リスティング広告でアクセスを集めても、ファーストビューで離脱されてしまえば、広告費が無駄になります。
「広告はクリックされているのに問い合わせが増えない」
という場合は、広告設定だけではなく、一度LPのファーストビューを見直してみてはいかがでしょうか。
広告の改善とLPの改善をセットで考えることが、問い合わせを増やすための重要なポイントです。
以上、「人はLP(ホームページ)を開いた瞬間、最初にどこを見る?ファーストビューで離脱されるLPの特徴」でした。

