駆け付けサービスと相性が良いウェブ広告媒体は、リスティング広告と言われています。
○○修理や、○○駆除などといった、ご自宅で急なトラブルが起こったときにすぐに業者を手配したいと考えると思います。
電話帳を開いて業者を探すといった昔と違い、いまならスマホを手に取り検索をするのが一般的になってきました。
そんなタイムリーなときに、自社の広告を表示させることができれば、お問合せやもしくは即日の受注に繋がるといったことも難しくはありません。
弊社は駆け付け系のリスティング広告の運用代行のご依頼が比較的多くあり、弊社での運用方法について解説したいと思います。
これからリスティング広告を始めたいという方の参考にしてもらえればと思います。
屋根修理/雨漏り修理のリスティング広告
今回は駆け付け修理の中から、「屋根修理」「雨漏り修理」についてお話ししたいと思います。
屋根の修理については、大きく2つに分かれてきます。
まずは経年劣化による修理です。これは屋根の葺き替えや瓦の交換、雨どいの修繕などがあり、足場を組んだ工事になることや即日で簡単に直せてしまうものがあります。
もうひとつが雨漏り修理です。どちらかといえば、雨漏り修理の方が駆け付けのサービスになるかと思います。こちらも大掛かりになることもあれば、簡単な修繕で済む場合とあります。
屋根の修理業者がリスティング広告を実施する際は、どのような問合せを獲得したいか明確にしておく必要があります。
どちらのケースでもリスティング広告で対策をすることは可能ですが、雨漏り修理に特化したいなどであれば、この後で説明するキーワード選択にも関わってきますので、ターゲットを明確にするということは非常に大切なことです。
屋根修理のキーワード
屋根の修理や雨漏り修理を考えている方が、GoogleやYahooでどのような検索をするか考えてみてください。
まずは、「屋根 修理」「雨漏り 修理」というフレーズを入力することがほとんどだと思います。
少し違うフレーズだと、「瓦 交換」や「雨樋 修理」のような、修理箇所を入力されるケースもあります。
もちろんこのようなフレーズには広告表示がされるようにキーワード対策は行っていきますが、上記のようなメインとなるのキーワードのあとに、絞り込めるフレーズが含まれることが多々あります。
例えば、「費用」「見積り」などといった、明らかに業者を探しているフレーズもあれば、「自分で」「DIY」といった自分で修理したいと考えている方もいます。
他にも付随するフレーズとしては、地名が含まれることも多く、地元の修理業者を探している可能性も考えられます。
リスティング広告には、キーワード設定とキーワード除外設定があり、どのようなターゲットに広告表示させるかは設定によりコントロールが可能です。
事前に考えられる、広告を表示したいと思うフレーズ、広告を表示させたくないフレーズがまとまっていると無駄を減らした広告配信をスタートさせることができます。
(ここでは、「費用」「見積り」は表示させたいフレーズ、「自分で」「DIY」は表示させたくないフレーズとなります)
もちろん、広告を配信したあとでも、キーワード追加もしくは除外キーワードの追加は可能です。広告が表示された検索語句は確認をすることができます。
キーワード-広告文-サイト(LP)の整合性
リスティング広告は出稿すればお問い合わせや注文が入るわけではありません。リスティング広告自体は、どのような検索をした人に広告を表示させるかということでしかありません。
キーワードの設定がうまくいき広告が表示されたとしても、次は表示された広告がクリックされなければ意味がありません。
GoogleやYahooで検索をかけたとき、リスティング広告が優先的に表示はされますが、広告はひとつだけではなく他社も複数、同時に表示されます。
このとき表示されるものが広告文ですが、キーワードに合った広告文が表示されていなければ見向きもされませんし、他社よりも魅力に劣る広告文では他社をクリックされてしまいます。
まずは自社ができるサービス、他社よりも優れていると思う部分を広告文で作り上げてみることが重要となります。
この時点でキーワードとの整合性がとれているか確認ができます。
キーワードと広告文については、GoogleやYahooの広告を配信するためのアカウントで設定することができます。
そして、最終的に一番重要なのは、広告をクリックしたあとに遷移するサイトとの整合性です。
広告主となる方が、おろそかにしがちな部分ではありますが、結局のところ、広告をクリックした先のサイト(LP/ランディングページ)をみて、検索した方はお問い合わせするかどうかを決めます。
対策したキーワードや広告文の内容がサイトに記載がないとか、説明が不十分であったりすれば、ここまで進んできてくれた方は離脱してしまいます。
リスティング広告に合わせて、サイト(LP)を作成するのであれば、これらの一連の流れをイメージして漏れなくサイトに記載されるようにする必要があります。
また、自前のサイト(LP)で広告配信をされるというケースも多々ありますが、「キーワードや広告文をこうしたい」といった要望はあるものの、サイト(LP)を確認してみると要望に対しての答えがない、違うことが記載されている、ということを広告主自身が把握していないケースもありますので注意が必要です。
まとめ
弊社では、ここまでの内容に留意しながら代行業務を請負っています。
リスティング広告を配信することは自社でも簡単にできるようになっていますが、これらのことをキチンと考えて配信設定を行なったり、時にはサイト(LP)の修繕ををしていかないとなかなか成果には結びつきません。
駆け付け系のサービスは、競合他社も多数リスティング広告の出稿をしていますので、しっかりとした準備をして広告配信ができるように弊社では取り組んでいます。