Google広告では、2023年9月からデマンドジェネレーションキャンペーンという新しい配信方法が導入されています。
既存のファインド広告のアップグレードとして提供されるようになりましたが、広告配信のコントロールのしやすい配信方法となっています。
検索広告の類ではなく、Googleディスプレイキャンペーン(GDN)のようなコンテンツに配信する広告となりますが、GDNとは何が違うのかについて紹介していきます。
サービス提供から1年経ちますが、GDNだけで配信されている場合の次の施策の一手になるかと思います。
FFC広告代行は多数のご相談に対応!一例を挙げます。
【ご相談内容】
メイクアップ法を指導する教室の運営をしている。
リスティング広告は自社でしているけど思うように獲得が出来ていない。
LPが少し古いので、LP制作もワンセットで出来る所を探している。
今後はアウトソーシングに切り替えてSNS広告もする予定。
【現状・過去の施策】
・自社でリスティング広告を運用
・SNS広告も運用
【ゴール】
新規の獲得
認知度の拡大
Googleデマンドジェネレーションキャンペーンとは?
ファインド広告のアップグレード
前述したとおり、デマンドジェネレーションキャンペーンとは、ファインド広告のアップグレード版となります。
そもそもファインド広告とは、Googleのプラットフォーム内で配信できるディスプレイ広告でした。
デマンドジェネレーションキャンぺーンは、ファインド広告でできることがさらに増えた配信方法です。
また、新たにYouTubeインストリーム、ショート、インフィードに広告表示させることができるようになり、それに伴い動画も使用できるようになりました。
ファインド広告 | デマンドジェネレーション追加項目 | |
配信先 | ・Google検索 ・Gmail ・Discover ・YouTubeホーム |
・YouTubeインストリーム ・YouTubeショート |
クリエイティブ | ・画像 ・商品フィード |
・動画 |
入札タイプ | ・コンバージョン数の最大化 ・目標コンバージョン単価 ・目標費用対効果 |
・クリック数の最大化 |
オーディエンス | ・Googleオーディエンス ・最適化されたターゲティング |
・類似セグメント ・デバイスターゲティング |
GDNとの違いと問題点
デマンドジェネレーションキャンペーンとGDNの一番の違いといえば配信プラットフォームです。
上述した通り、デマンドジェネレーションキャンペーンで利用できるプラットフォームはGoogleのサービス内に限定されます。
一方GDNでは、Google以外のネットワークにもディスプレイ広告を配信することができます。
これによって、広告の配信面という点では無限にある状態ではありますが、運用面において管理しずらい部分もでてきます。
具体的には、多すぎる配信面によってターゲット設定をおこなっていても狙っていない配信先に広告表示されていたり、また特定のサイトで異常なほどのクリックをされてしまっていたりすることがあります。
ターゲットの見直しや、配信先の除外設定を繰り返していても、コントロールが難しいのが現状ではあります。
これらの状況は、Google以外のネットワークでの配信先で発生することが多いと感じています。
その点、デマンドジェネレーションキャンペーンは、Googleのサービス内での配信となるうえ、YouTubeという巨大プラットフォームにも配信ができるようになったことから、ターゲットの量は増えつつ管理もしやすくなりました。
ターゲットの精度の面においても、Google独自の個人データを利用するため、サードパーティネットワークのGDNより精度の高い配信が期待できるキャンペーンとなります。
まとめ
GDNは広いネットワークに広告配信が可能なため、大きくリーチを拡げられる一方、コントロールが難しくなってきている側面もあります。
デマンドジェネレーションキャンペーンが全てを解決してくれるわけではありませんが、Google内のサービスの範囲でターゲットの精度も高く広告配信ができることは、運用管理面においては非常にコントロールがしやすくなります。
GDNを利用していて、まだデマンドジェネレーションキャンペーンを使用していない場合や、GDNのコントロールが不十分と感じられている場合には、一度試してみてはいかがでしょうか。